【On to PHP】PHPのデータの種類

こんにちは、さるまりんです。

PHPで扱えるデータってどんなものがあるでしょう。変数に値を代入してきましたがそれにはどんな種類があるかなという話です。

データ型

データの種類のことをデータ型といいます。PHPでは100や3.14といった数値、「こんにちは」といった文字列、その他いろんな値を扱うことができます。

どんなものがあるかを列挙しますね。

論理型 boolean

真偽値というものです。true(真)またはfalse(偽)のどちらかの値をとります。「はい」か「いいえ」「ある」か「なし」を表すデータ型です。

$i_am_ok = false;

で、自分は大丈夫か?にいいえを代入することができます。

PHPではtruefalse以外でも真偽値を表すことができます。どちらかといえば「みなす」ですね。次の値がそれぞれfalseとみなされます。

  • 空文字列
  • 数値の0、0.0
  • 文字列の0
  • 中身が空っぽの配列(配列は改めて書きますね。)
  • null (未定義)

nullってなんだ?ですよね。

null

厳密にこれが何かを語り出すと戦争が起きそうですね。そうでもないのかな。簡単にいうと値無しです。何もない状態です。Nullはドイツ語で0という意味だそうですが、ここでいうnullは0でもありません。少し先回りすると空文字列とも違います。何もない状態です。この変数は何も示しませんという時には

$variable = null;

と宣言します。$variableには後でなんでも詰め込んでくださいね。

整数値 integer

数値のうちの整数の値です。1、2や-100などの値です。これは10進数以外の8や16進数の整数も含みます。それぞれ次のように宣言することができます。

$dec = 10; // 10進数
$neg = -2; // 10進数の負の数
$bin = 0b10; // 2進数。最初に0bをつけます。これは10進数で2です。
$oct = 014; // 8進数。最初に0をつけます。これは10進数で12です。
$hex = 0x1B; // 16進数。最初に0xをつけます。これは10進数で27です。

浮動小数点数 float、double、実数

小数点を含む数値ですね。3.14などの数値。-1.033×10-2のような数値も浮動小数点数です。これらはそれぞれ次のように宣言します。

$pi = 3.14;
$value = -1.033e-2; // eはEでも大丈夫です。

文字列 string

文字の集まり(ならび)を文字列といいます。「おはよう」も「Hello」も文字列です。文字列についてはいろいろ書くことがあるのでそれは別の機会にですが、簡単には引用符(')か(")で囲んで表します。こんな感じです。

$greeting_english = 'Hello'; // シングルクオート(')で囲みました。
$greeting_japanese = "こんにちは"; // ダブルクオート(")で囲みました。

プログラミングで面白いのが0個以上の文字の集まりを文字列といいます。0個ってどういうものでしょうか?

$empty_string = ''; // 空文字列です。

不思議ですよね。文字を1つも持たないのですが、空っぽの文字列のことを空文字列といいます。

イメージとしては付箋が一枚あります。この付箋を変数(入れ物)と思ってください。付箋は普通は何か書いて使いますよね。

$sticky = 'ミーティングは朝9時からです。'; // 付箋にはミーティングの時間が書かれています。

ここに何も書かれていない状態。これが空文字列です。

$sticky = ''; // まだ何も書かれていません。

どうでしょう?なんとなくイメージできますかね。

データ型いろいろ

ここまで出てきた物のうち、論理型、整数、浮動小数点数、文字列をスカラー型といいます。基本的なデータ型でシンプルに一つの入れ物のに一つの値を入れる物をそう呼びます。これに対して一つの変数に複数の値を入れることができる物を複合型と呼びます。それには配列とオブジェクトというものがあります。スカラー型、複合型以外ではnullやリソース型というものがあります。たくさんあるなあ。それらについてはこれからまた順々に機会を設けて書かせてくださいね。

まずは文字列についていろいろあるのでそれについてかな。

読んでくださってありがとうございます。

それではまた!

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